クロス/井形ライン発生器

型名/ WXL-100

クロス/井形ライン発生器

概要|ライン発生器/井形ライン発生器 WXL-100 とは?

ライン発生器(WXL-100)は、コンポジットビデオ信号に
クロスラインまたは井形ラインをスーパーインポーズ(重畳)表示できるデジタル式ライン発生器
です。
光学ベンチ、レーザー装置、ファイバ接続など、光学調整の現場で基準ラインの視覚化をサポートします。

光学機器の開発や、精密な位置合わせを必要とする工程において、CCDカメラ映像に対してリアルタイムに基準ラインを重ねることで、
光学調芯や照準作業の効率を大幅に向上させます。

前面パネルのロータリエンコーダにより、縦横のライン位置を手元で直感的に調整できる設計。研究開発・検査工程・製造ラインなど、
さまざまな現場で活用されています。

他社の量産現場では、本製品と弊社のCCDカメラ付きYAGレーザー照射ヘッド「YSU-100」の組み合わせが、光通信用BOX型光送受信モジュールの製造工程に導入され、安定稼働の実績があります。

生産ラインでの簡易マーカー用途まで、幅広いフィールドで活躍し、
コストを抑えた位置決め用マーカーとしての利用にも適しており、研究機関から製造現場まで幅広い用途に対応しています。

 

特長|なぜ「ライン発生器 WXL-100」が選ばれるのか?

✅ 1. スーパーインポーズ方式で映像に直接ラインを重ね表示
リアルタイムでCCDカメラ映像上にクロスまたは井形ラインを重ねて表示できる、スーパーインポーズ対応ライン発生器。

✅ 2. クロス/井形表示にワンタッチ切替対応
ライン表示は用途に応じてクロスライン/井形ライン(5×5 または 7×5)を選択可能。視認性の高い表示で調整作業を効率化します。

✅ 3. ライン位置は自在に調整可能
前面パネルに配置されたロータリエンコーダで、縦横方向の位置を微調整可能。正確な光軸合わせやパターン合わせに最適。

✅ 4. 映像信号はNTSC/PAL両対応
アナログコンポジット信号(NTSC/PAL)に対応しており、既存の検査システムやモニターにそのまま導入できます。

✅ 5. 高い安定性と信頼性
デジタル制御で安定したライン表示を実現。長時間運用でもラインのズレやノイズの影響を受けにくく、調整精度が維持されます。

「ライン発生器」をお探しの方へ|導入をご検討の皆様へメッセージ

光学、調芯、光学制御、検査、照準技術に携わる以下のような方におすすめです:

  • 光軸調整・芯合わせの作業を効率化したい開発技術者の方

  • カメラ映像に重ねるマーカーを探している検査・品質管理担当の方

  • レーザー照射装置や精密機器の導入を検討中の研究開発責任者の方

  • 装置の可視化・リファレンス表示を導入したい大学・研究機関の方

  • 技術提携や新技術開拓の検討段階で、評価装置をお探しの方

「ライン発生器 WXL-100」は、これらの課題に応える信頼性の高いソリューションです。

活用例|ライン発生器の用途と導入実績

活用分野使用内容例
CCDカメラ搭載装置照準位置の可視化・重ね合わせによる目視確認
YAGレーザー装置光軸調整、レーザービームの中心位置合わせ
光通信モジュール開発ファイバ端面や光学アレイ治具の芯合わせ・調芯作業
製造ライン(コスト重視)簡易な位置決めマーカーとして、ローコストでのライン表示
大学・研究機関光学実験や検証工程における基準線表示、可視化補助
量産導入実績他社製造ラインにて、CCDカメラ付きYAGレーザーヘッド「YSU-100」と併用され、光通信用BOX型光送受信デバイスの製造工程に採用・安定稼働中

製品仕様

項目仕様
映像入力NTSC/PAL制式信号自動認識
NTSC制式コンポジット信号1.0Vp-p 75Ω
PAL制式(選択可)コンポジット信号1.0Vp-p 75Ω
映像出力入力映像に対応
ライン位置NTSC制式の場合水平640ライン、垂直510ライン
PAL制式の場合 水平640ライン、垂直610ライン
ライン色2色(白または黒)
電源DC7~9V(内+、外ー)
250mA
動作温度ー10℃~70℃
外形寸法200mm(W)×160mm(D)×56mm(H)
重量約760g