粘弾性測定器Vesmeter®

ウェイブサイバーの据置型粘弾性測定器“Vesmeter®”は1台で4役の多展開!

センサーヘッドを付け替えるだけで、幅広いレンジの被検体測定が、これ1台でOK!

資料片不要、被検体の物性にに合わせて測定ヘッドの新規カスタムも可能!

据え置き型ベスメーター
  • チーズやゴムシート等

    チーズ
    ゴムシート

    Aタイプ

    JIS硬度A(10~60)準拠

  • タイヤやゴムロール等

    タイヤ
    ゴムロール

    Dタイプ

    JIS硬度D(0~40)準拠

  • 新素材やパン生地等

    新素材
    パン生地

    Cタイプ

    アスカー硬度C(10~40)準拠

  • ゲルやシップ剤、新素材等

    ゲル
    シップ剤

    Xタイプ

    特注 1/4コーン針入度相当(40~120)準拠

~機械のヒミツ~

ワンタッチで簡単計測

機械タイプとセンサーヘッド、どれを選ぶ?

簡単当社の機械は、ワンタッチ操作で簡単に測定が可能です。センサーヘッドを被検体に当てるだけで、自動的にデータを取得します。

測定時間はわずか約3秒。弾性・粘性・粘弾性率、緩和時間、硬度、深度の6つのデータを正確に測定・解析します。

使いやすさだけでなく、精度と再現性にも優れており、さまざまな研究・文献にも活用されています

用途に応じた最適な測定方法をご提案

現場で被検体を直接・手軽に測定したい場合や、測定サンプルの作成が難しい場合には ハンディー型、より精密な測定が求められる場合には 据え置き型 をおすすめしています。

また、Vesmeter®は測定精度を向上させるため、被検体の硬さに応じて センサーヘッドを最適にチューニング しています。そのため、用途に応じた複数の種類をご用意しています。

(センサーヘッド種類:A、C、D、CX、皮膚用、頭皮用、カスタム)

お客様の測定対象に最適な機械タイプとセンサーヘッドをご提案いたしますので、ぜひご相談ください。
開発ストーリー(粘弾性測定機ベスメーター:Vesmeter®)

測定ヘッドの秘密とは?触覚圧子の工夫で非破壊測定を実現!

「測定ヘッドの先端には特別な仕組みがあるって本当?」――はい、本当です!

センサーヘッドから伸びる 触覚圧子 は、被検体の表面を傷つけないよう、細部まで工夫された設計になっています。

この工夫により、 非破壊での測定が可能 になり、さらに官能評価に近い測定結果を得ることができます。

精密さとやさしさを兼ね備えた、こだわりの技術です!

Vesmeter®を使用した文献

Vesmeter®の測定原理

触角圧子が被検体に一定の外力を与え変形を起こし、外力を取り除いた後の復元時の過程を直接、測定し波形分析を行います。波形分析はフォークトモデルの原理を用いており、粘性と弾性を区別しながら同時に測定が可能です。

加圧変位センサー

フォークトモデル

粘弾性体は粘性成分と弾性成分が時間依存的に共存している物質であり、これらの粘弾性挙動はフォークトモデルを使って説明ができます。

フォークトモデル

粘弾性体とは?

粘弾性体という言葉を聞いたことがありますか?

おそらくあまり馴染みがないかもしれませんが、実は私たちの日常生活の中でたくさん見ることができる特性です。

では、粘弾性体とは一体何でしょうか?

粘弾性の基本

粘弾性とは、物質が粘性と弾性の両方の特性を持つ性質のことです。

これを簡単に言い換えると、物質が変形したときに元に戻ろうとする力(弾性)と、ゆっくりと変形し続ける力(粘性)の両方を示すということです。

弾性体の例:ゴムボール
粘性体の例:粘土

身近にある様々な物質が、この特性を持っており、日常の中で粘弾性を観察することができます。

ゼリーやマシュマロ、粘土やボールを手に取ったときには、ぜひその粘弾性を感じてみてくださいね。

各部の名称

各部の名称

Vesmeter®シリーズの特徴

  • 特許取得済
  • 平成17年度埼玉県ベンチャー企業優良製品コンテスト優秀賞受賞
  • 国立大学との共同研究実績有り
  • 粘性と弾性の実測値を、物理単位を用いて評価
  • サンプル片不要!その場で測定・解析
  • 全製品カスタム可能
  1. 硬度、粘性、弾性の同時測定。測定から結果掌握まで約3秒。
  2. データは6種類「弾性・粘性・粘弾性率・緩和時間・硬度・深度」
  3. 皮膚やゴム、プラスチック、皮革、繊維、新素材まで幅広く応用、測定可能。
  4. 精度に優れ、再現性が非常に高く測定でき、測定対象物質の経時変化の評価も可能
  5. 従来機器に比べ安価、ポータビリティに優れる
  6. デュロメーター(硬度)やレオメーター(粘弾性)等の測定機器によるデータとの相関実証済み。