粘弾性測定機 Vesmeter® E-100HBV | 非破壊×モニタリング機能搭載モデル
型名/ E-100HBV

「硬さ」の先へ。非破壊×高信頼の“粘弾性測定”が、品質を変える。
粘弾性測定機Vesmeter® E-100HBVは、ゴムやウレタン、ゲル、発泡体、食品などの柔軟な工業材料を対象に、非破壊で高精度な粘弾性測定を実現するポータブル測定機です。
従来の硬度計だけでは捉えきれなかった材料の「粘り」や「弾力」「緩和特性」といった特性を、客観的な数値で捉える。この新しい評価軸が、自動車部品(タイヤ、防振ゴム)、印刷機材(ブランケット)、食品(パン、チーズ、練り製品)など、幅広い現場で受入・出荷検査の精度向上や、新素材開発の加速、品質管理の高度化に大きく貢献します。
導入メリット | “硬さ”だけでは見えない素材の違いを捉え、競争力に繋げる
✅科学的根拠に基づく品質管理へ :硬度計では測れない粘性・弾性を定量評価。材料の配合検討や製品改良の判断を、客観的データが科学的に支援します。
✅全数検査・インライン検査の実現 :ハンディかつ非破壊設計により、製造ライン上や保管場所での「その場測定」が可能に。抜き取り検査から全数検査へと、品質保証体制を強化します。
✅検査精度の標準化 :受入検査から出荷検査まで、評価基準を数値で統一。「感覚」に頼らない定量的な品質管理を実現し、工程の標準化に貢献します。
✅業界・素材を問わない汎用性: 軟質ゴム、シール材、樹脂、食品、ゲルなど、業界や素材の垣根を越え、多様な用途の品質評価に幅広く対応します。
特長 | 非破壊×モニタリングで、測定を「見える化」した次世代スタンダード
非破壊・その場測定 :サンプルを破壊せず、非接触で押し当てるだけ。完成品にも使用でき、製造ライン上や屋外フィールドでも、すぐに高精度な測定が可能です。
測定標準化技術 :独自のモニタリング技術が、作業者の“押し方”や環境変化による測定値のブレを抑制。誰が、どこで測定しても、再現性の高い客観的データを取得できます。
多角的な物性データの一括取得 :一度の測定で、粘性、弾性、緩和時間、硬度(JIS準拠)など、材料の特性を多角的に示す複数の物理量を同時に評価。開発や分析の時間を大幅に短縮します。
ワンタッチ自動測定 :操作の習熟度に左右されず、ボタン一つで誰でも簡単に安定した測定が可能。現場での作業効率を飛躍的に向上させます。
Control × Stability | 人的・環境的要因を制御し、測定の信頼性を極める
-測定値の信頼性を向上させる独自のモニタリング機能が、お客様の品質保証を強力にサポートします-
| 機能 | 測定にもたらす価値 |
|---|---|
| ① 手技・環境モニタリング | 測定者の手技や測定環境の変動を自動で記録・補正。誰が使っても、どこで使っても、再現性の高い粘弾性評価が可能です。 |
| ②全測定条件の記録機能 | 全ての測定条件を記録し、データの信頼性を強化。研究・製造現場での工程標準化に寄与し、品質保証体制の強化にも有効です。 |
導入実績 | 幅広い業界での活用例
タイヤ・防振ゴム等の自動車部品メーカー
発泡体・軟質材料を扱う化学・樹脂メーカー
パン・チーズ・練り製品などの食品メーカー
医療・再生医療関連の研究機関・開発部門
F1チームでのタイヤ摩耗コンディション評価
Vesmeter®が選ばれる理由 | 信頼できる「非破壊粘弾性測定機」の新スタンダードへ
「測定のたびに数値がばらつく」「毎回サンプルを破壊していてはコストがかかる」 そんな課題を抱える現場に、Vesmeter® E-100HBVは明確な解決策を提示します。
私たちは、測定プロセスに影響を与える人為的・環境的な変動要因を体系的に制御し、誰でも安定したデータを取得できる仕組みを追求しました。再現性の高い粘弾性評価により、開発段階の正確な比較検証はもちろん、製造工程での品質保証や検査標準化にも貢献します。
製品品質の根幹は、測定の安定性にある。 Vesmeterは、評価現場での「ぶれない測定」を通じて、お客様の“確かなものづくり”を支えます。
製品仕様
| 項目 | 仕様 | |
|---|---|---|
| 製品名 | 携帯式 工業用粘弾性測定機 Vesmeter® | |
| 型番 | E-100HBV | |
| 標準通信インターフェース | Bluetooth Ver1.2 Class2 | |
| 動作環境 | 温度 | 15~35℃ |
| 湿度 | 80%以下(ただし結露なし) | |
| 測定項目(6項目) | 粘性 | SI単位系 NS/m²(kNS/m²) |
| 弾性 | SI単位系 N/m²(kN/m²) | |
| 緩和時間 | ミリ秒(ms) | |
| 粘弾性率 | % | |
| 硬度 | JISゴム硬度に準拠 | |
| 深度 | mm | |
| 1回あたり測定時間 | 約3~6秒(被検体により解析時間が多少前後します) | |
| モニタリング項目(5項目) | 測定手技と測定環境条件 | |
| センサーヘッド種類 | センサーヘッド2種類の中から選択することが出来ます | |
| 本体サイズ | 135mm×48mm×26mm | |
| 重量 | 110g(電池込み) | |
| 連続使用時間 | 10時間以上(環境温度と電池寿命により変わります) | |
| センサーヘッド種類 | Aタイプ | 測定対象物硬さ想定 JIS硬度A(10~60) |
| Dタイプ | 測定対象物硬さ想定 JIS硬度D(0~40) | |
