― 頭皮粘弾性を“科学的に”可視化する新スタンダード ―｜頭皮用粘弾性測定機 Vesmeter®ハンディタイプ）
型名／ E-100SCV
概要｜頭皮の「柔らかさ」「ハリ」「硬さ」を、感覚ではなく“数値”で評価。
-「誰が・どこで測っても“ブレない”」粘弾性測定機 Vesmeter®-
Vesmeter® 頭皮用最新モデル E-100SCV は、
非侵襲かつ高精度に「頭皮粘弾性（弾性・粘性・粘弾性率・緩和時間など）」を定量測定できる専用機器です。
これまで皮膚分野で高い信頼を得てきたVesmeter技術（E-100HSV）をベースに、頭皮測定に最適化。
独自の細径センサーヘッド設計により、毛髪の影響を最小限に抑えつつ、頭皮そのものの物性を正確に測定します。
開発コンセプトは「誰が・どこで測ってもブレない」。
研究・臨床・製品開発において、信頼性の高い頭皮粘弾性測定データを提供します。
開発ストーリー（粘弾性測定機ベスメーター：Vesmeter®）
特徴
✅ 髪の毛の影響を極力抑制
新設計の先端ヘッドが毛髪を避け、頭皮への直接的な接触を確保。
頭皮粘弾性測定の精度を高め、微細な変化も検出可能にしました。
✅ 非侵襲・低負荷の頭皮測定
デリケートな頭皮にも優しい圧子構造。
✅ 手ブレ・押し付け圧のバラつきを低減
E-100HSVと同様のモニタリング機能を搭載。
測定者や環境による差を可視化し、再現性の高いデータ取得を実現します。
✅ 小型・軽量設計で持ち運びやすい
現場でのスカルプケア評価、モニター調査、展示会デモなどにも最適なハンディタイプ。
✅ 波形解析による多角的データ出力
弾性率・粘性率・粘弾性率・緩和時間など、頭皮粘弾性を科学的に評価する6つの物性データを即時表示。
活用シーン
育毛剤・スカルプケア製品の効果検証
頭皮マッサージ機器・美容機器の物理的評価
医療機関・研究施設での頭皮柔軟性モニタリング
鍼灸・リハビリ・物理療法などにおける客観的エビデンス取得
ヘアケアブランドや製薬企業での研究開発・マーケティング資料作成
このような方におすすめ
頭皮の「柔らかさ」「硬さ」「ハリ」を客観的な数値で示したい研究者・技術者
スカルプケア製品や施術の効果を科学的に検証したい企業
頭皮状態を継続的にモニタリングしたい医療・研究機関
毛髪の影響を除いた純粋な頭皮評価を行いたい方
Vesmeter®E-100SCVが選ばれる理由 | 信頼できる「粘弾性測定のスタンダード」を支える装置へ
「装置による誤差が研究成果を左右する」
その現場の声に応え、Vesmeter® E-100SCVは“測定の確かさ”を可視化しました。
装置・測定者・環境という3つの変動因子すべてに対し、独自技術でアプローチ。頭皮粘弾性測定における信頼性と再現性を新たなレベルへと引き上げます。
Vesmeter®は、研究者・医療者・開発者の皆様に寄り添い、“頭皮を科学的に捉える”未来を支える真のパートナーでありたいと考えています。
よくあるご質問（例）
Q. 髪の毛があっても測定できますか？
A. はい。E-100SCVは細径の頭皮専用圧子を採用し、毛髪の影響をほとんど受けません。
Q. 測定者が変わっても同じ結果になりますか？
A.モニタリング機能により、測定中の手技ブレや環境変化を自動で補正。
測定者や場所を問わず安定したデータが得られます。
Q. 先端の測定圧子が頭皮を押し込んだ深さを測っているのですか？
A. いいえ。厳密に言うと違います。
押し込んで凹んだ深さはただの即時変位量にすぎません。
粘弾性材料や生体は、負荷が時間的に一定であっても、 時間依存の反応を示します。
Vesmeterは粘性・弾性といった物理量としての頭皮粘弾性を定量評価しています。
Q. 現場で簡単に使えますか？
A. 小型・軽量で持ち運びが容易なため、
屋外調査・臨床現場・展示会でもすぐにご利用いただけます。
ベスメーターを使用した文献
- Nature誌
Novel device to measure skin characteristics of systemic sclerosis（大阪大学）
https://www.nature.com/articles/ncprheum0852
- Oxford Academic Journals誌
Quantification of hardness, elasticity and viscosity of the skin of patients with systemic sclerosis using a novel sensing device “Vesmeter”: a proposal for a new outcome measurement procedure（大阪大学）
https://academic.oup.com/rheumatology/article/47/7/1018/1790339?login=false - Oxford Academic Journals誌
The skin of patients with systemic sclerosis softened during the treatment with anti-IL-6 receptor antibody tocilizumab（大阪大学）
https://academic.oup.com/rheumatology/article/49/12/2408/1790368 - Annual Review誌
Targeting of the Interleukin-6 Receptor(大阪大学)
https://www.researchgate.net/publication/51641126_Therapeutic_Targeting_of_the_Interleukin-6_Receptor - American Society for Investigative Pathology誌
Blockade of Interleukin-6 Receptor Alleviates Disease in Mouse Model of Scleroderma
Blockade of Interleukin-6 Receptor Alleviates Dise vesmeter (大阪大学共同研究） - 2014ACR/ARHP Annual Meeting（Amerian College of Rheumatology）
Validation of Vesmeter As a Diagnostic Tool of Scleroderma
Systemic Sclerosis, Fibrosing Syndromes and Raynaud’s – Clinical Aspects and Therapeutics: Systemic Sclerosis, Diagnostic and Therapeutic Aspects（大阪大学）
https://acrabstracts.org/abstract/validation-of-vesmeter-as-a-diagnostic-tool-of-scleroderma/ - National Institutes of Health（NIH）
Quantification of the physical properties of keloid and hypertrophic scars using the Vesmeter novel sensing device（東京医科大学）
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22248369/ - 第167回東京医科大学医学会総会
肥厚性瘢痕ケロイドの経時的評価のための物性測定（東京医科大学）
https://tmu.repo.nii.ac.jp/record/9713/files/toidaishi069040577-02.pdf - SSK膠原 機関紙（一般社団法人全国膠原病友の会）
https://pg-japan.jp/wp_pgjapan/wp-content/uploads/2021/05/kougen_201603_181.pdf - The 67th Annual Meeting of the Western Japan Division of JDA
皮膚硬化の評価を粘弾性測定装置 (Vesmeter) により行った浮腫性硬化症の1例（愛媛大学、松山赤十字病院）
https://www.congre.co.jp/wjda67/html/program/img/program_17.pdf - 博士学位論文
膝関節軟骨力学特性の非侵襲的定量的評価法に関する研究（首都大学東京大学院）
膝関節軟骨力学特性の非侵襲的定量的評価法に関する研究 - 博士研究論文
新規機能性材料を用いた育毛剤の開発と皮膚改善への応用に関する研究（埼玉工業大学大学院）
https://core.ac.uk/download/pdf/84612979.pdf - 修士論文
短時間の休息に用いる種々の回復手段の効果の効果 筋硬度測定（順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科）
https://www.juntendo.ac.jp/assets/2004-M-405.pdf - ヘリピロンａを用いた一重項酸素消去剤、皮膚老化改善剤、しわ改善剤、たるみ改善剤、皮膚水分量改善剤、美白剤、メラニン抑制剤、一酸化窒素消去剤、酸化防止剤にかかわる特許（株式ファンケル）
https://www.congre.co.jp/wjda67/html/program/img/program_17.pdf - 男性の毛髪と頭皮に関する研究（ライオン株式会社）
https://lidea.today/articles/721 - 科学研究費助成事業 研究成果報告書
革新的モーショントラッキング解析に基づいた新しいエピテーゼ製作法の開発（広島大学・医歯薬保健学研究院（歯））
https://kaken.nii.ac.jp/en/file/KAKENHI-PROJECT-23592851/23592851seika.pdf - 第14回日本大学口腔科学会学術大会
軟質リライン材の粘弾性特性の経時的変化（日本大学松戸歯学部）
https://www.mascat.nihon-u.ac.jp/data/pdf/nusos/conference/gakujutsu_14.pdf - 博士論文
総義歯におけるアクリル系軟質リライン材の有効性と経時変化に関する研究（日本大学）
https://nihon-u.repo.nii.ac.jp/record/2000877/files/Ogawa-Akina-1.pdf - 日補綴会誌
異なるpHを持つ溶液への浸漬が軟質リライン材の経時変化に及ぼす影響（日本大学松戸歯学部）
https://web.apollon.nta.co.jp/jps124/files/shouroku_poster.pdf - 日補綴会誌
部分床義歯装着時の鉤歯の維持力に関する研究（日本歯科大学附属病院総合診療科、日本歯科大学附属病院歯科技工室）
https://web.apollon.nta.co.jp/jps124/files/shouroku_poster.pdf - 日本顎口腔機能学会雑誌
口唇裂・口蓋裂を有する患者において皮膚の物理特性が笑顔表出機能に与える影響（大阪大学歯学部附属病院）
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sgf/24/2/24_124/_pdf/-char/ja - 科学研究費助成事業 研究成果報告書
訪問介護時代を見据え軟質リライン材の使用期限を明らかにする（日本大学松戸歯学部）
https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-26462941/26462941seika.pdf - 日本大学リポジトリ
異なるポリビニルシロキサン系付加型シリコン印象材によって誘発される印象圧に印象用トレーのスペース量が及ぼす影響
異なるポリビニルシロキサン系付加型シリコン印象材によって誘発される印象圧に印象用トレーのスペース量が及ぼす影響（歯学博士 坂本竜治） - Journal of Prosthodontic Research（公益社団法人日本補綴歯科学会 機関誌）
The influence of patient characteristics on acrylic-based resilient denture liners embedded in maxillary complete dentures（日本大学）
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1883195815001085?via%3Dihub - Oral Health and Dental Management誌
One Month Follow up Study to Seek Patient’s Environmental Factors Affecting Silicone-Based Resilient Denture Liners Embedded in Maxillary Complete Dentures（日本大学松戸歯学部）
https://www.walshmedicalmedia.com/open-access/one-month-follow-up-study-to-seek-patients-environmental-factors-affecting-siliconebased-resilient-denture-liners-embedded-in-maxi-0.pdf
製品仕様
| 項目 | 仕様 | |
|---|---|---|
| 製品名 | 携帯式 頭皮用粘弾性測定機 Vesmeter® | |
| 型番 | E-100SCV | |
| 標準通信インターフェース | Bluetooth Ver1.2 Class2 | |
| 動作環境 | 温度 | 15～35℃ |
| 湿度 | 80％以下(ただし結露なし) | |
| 測定項目（6項目） | 粘性 | SI単位系 NS/ｍ²(kNS/m²) |
| 弾性 | SI単位系 N/ｍ²(kN/m²) | |
| 緩和時間 | ミリ秒(ms) | |
| 粘弾性率 | % | |
| 硬度 | JISゴム硬度に準拠 | |
| 深度 | mm | |
| 1回あたり測定時間 | 約3～6秒(被検体により解析時間が多少前後します) | |
| センサーヘッド種類 | 頭皮用 Aタイプゴム硬度 ※ASTM D2240に準拠 | |
| 本体サイズ | 手持ち部分 φ40mm×120mm ヘッド部分 φ7mm | |
| 重量 | 110ｇ(電池込み) | |
| 連続使用時間 | 10時間以上(環境温度と電池寿命により変わります) | |
測定対象物硬さ想定
センサーヘッドタイプ頭皮用
Aタイプゴム硬度
※ASTM D2240に準拠