光ビームプロファイラ紹介|調芯工程を劇的に効率化するリアルタイム測定ソリューション

コラム

概要|最先端光ビームプロファイラで、調芯の常識を塗り替える

これまで目視や経験に頼っていた調芯作業を、物理量に基づく数値評価へ。
特許取得済の独自技術により、わずか 約15秒/回 で、ビームの広がり角・向き角・パワー・ビーム径 を同時に測定可能。
開発から量産、品質検査まで、調芯の再現性・効率性を飛躍的に向上させます。

特長|調芯作業時間が、100分の1に。しかも高精度。

当社の光ビームプロファイラ(リアルタイム光ビーム観測ユニット)は、
これまでの調芯作業における手間・時間・作業のバラつきといった課題を解消し、効率と精度を両立させる新しい測定ソリューションです。

広がり角や向き角等といった複数のビーム特性を同時に測定できるため、測定工程を大幅に効率化。
高精度かつ安定した調整作業を、誰でもスムーズに実施できます。
既存の調芯装置への組込みも簡便で、導入直後から作業効率と品質の両立を実感していただけます。

最短15秒、一括測定で圧倒的な時短

  • 従来は1レンズの調芯に約30分かかっていた作業が、本製品では最短15秒で完了
  • 調芯作業時間は従来の100分の1になり、調整工程のスループットを大幅に向上させます。

光ビームプロファイラの位置の移動不要により、誤差を最小限にとどめながら多項目同時測定

  • 広がり角/向き角/パワー/ビーム径を光ビームプロファイラの位置の移動不要により同時測定
  • 作業の煩雑さを軽減すると同時に、設置誤差や測定条件のブレを防ぎ、安定した精度の評価が可能になります。

✅特許技術による高再現性・高精度

  • 特許技術による独自アルゴリズムで、サブミクロン単位の高精度測定。
  • 作業者の熟練度に依存せず、誰でも同じ品質で調芯できる体制を構築できます。

✅ 現場の装置にそのまま実装、すぐに稼働

  • 測定環境を一から構築する必要がなく、段取り時間の短縮と即戦力化が図れます。
  • 既存の調芯装置へスムーズに後付け導入が可能。
お悩み・課題解決策導入メリット
ビームの向きや広がりを見た目でしか判断できず、作業者によってバラつきが出るすべての測定値を定量化・数値化
調整の再現性・安定性を確保
再現性・客観性のある調整が可能
測定に時間がかかる広がり角・向き角・パワー・ビーム径を同時に測定でき、測定作業はわずか15秒で完了測定時間を最大100分の1に削減
位置調整や作業環境の確認が必要で、段取りに時間がかかる光ビームプロファイラは測定位置の移動が不要
環境の再調整を行わずに連続測定が可能
段取り時間の短縮・作業の安定化
設計~量産まで工程ごとに別の測定機器を使用しているため、比較が難しい開発・製造・評価の全工程で共通使用可能
工程間での数値比較が容易
工程間の数値比較がスムーズに

活用シーン|光通信・光センシング分野で幅広く採用

光ビームプロファイラ(リアルタイム光ビーム観測ユニット)は、以下のような現場で導入が進んでいます。

大学/研究機関
光学系・レーザー工学研究における実験精度向上
教育・研究用の標準装置として

光通信/レーザー関連企業の研究開発部門
新製品の開発プロセスでのビーム特性測定
調芯効率の向上による開発スピード改善

製造/品質管理現場
装置組立後のビーム確認
工程間のビームパラメータ比較(設計→試作→量産)

高精度調芯を支える、当社だけの中核技術

「当社の調芯精度を支えているのは、この専用ビームプロファイラです。
リアルタイム光計測により『短時間・高精度・再現性』を実現するこの技術は、当社だけが持つ中核資産であり、非売品として調芯機に組み込まれる理由でもあります。
光のわずかな表情をも捉え、工程を確実に導く――。
この“見えないものを見える化する力”こそが、当社が高精度な調芯を提供し続けられる源泉です。
これからも、光計測技術の深化を通じて、お客様の製造品質を次のステージへ引き上げてまいります。」